Devils angelS

「・・・それでも棗に一途な愛羅ちゃん
 はすごいよ。」

「あはは・・・。」

苦笑い。

「それにしても、やっぱり許せないよ。」

「だよね・・・。アタシ的にも思う。
 パッパラキスすんなっつの。」

「違うよ。棗の方。」

「え?!なにがっ?!」

「なにがって・・・。こんなんに愛羅なっ
 てんのに家にいないことだよ。」

「え?まだ帰ってないの?」

マジか・・・。

「・・・また傷だらけになって帰ってくる
 のか・・・?」

「たぶん・・・ね。」

・・・そか。

「・・・要は?」

「お風呂。」

「・・・久しぶりにみんなで入る?」

「いいね。1人いないけど。」

「いない人はほっとけ。行こーぜカヲル。」

「・・・うん。」

これがカレシに対する彼女か?と心から愛
羅を疑うカヲルだった。