その日は、特に何もない平凡な日だった。

ただ、棗の機嫌が悪かった。

そうゆうときは、みんな棗に触れないよう
にする。
いつものことなのに。
それなのに。


何かが違った。


それが虫の知らせなのか知らないが、
何かが違った。


“何か”が・・・。