Devils angelS

気がつくと、ベッドの上だった。

「あれ・・・?」

ふと起きると、アタシは真っ裸。

「うおっ?!・・・て、そか。」

ここはラブホ・・・。

「アタシはいったい棗といくらヤったら
 いいんだよ・・・。」

「んあ・・・?」

となりに寝ていた棗が目を覚ました。

「あ、おはよ。すんごい腰痛いんだけど。」

そう言って、アタシは自分の腹を指差した。

「あぁ・・・だってお前が誘んだもん。」

「はぁ?!////わっけわかんない!!風呂
 で誘ったんアンタでしょっ?!////」

「お前こそベッドに来た時『もっと』って言
 ってたじゃねーか。」

「はっ・・・?!?!?!/////」

でも、否定はできない。
たとえそれが嘘だとしても。

アタシはほとんど意識がなかったんだから。

「う・・・ハァ。。。もういい。家帰ろ。」

「えぇ・・・俺眠い・・・。疲れたし。」

「疲れたのは自分だろ?!・・・カヲルと要
 待ってるよ。」

「あ、それならもう言っといた。」

「なんてよ?」

そう言って、アタシはタバコに火をつける。

「『ちょっくらラブホ行ってくる』」

「ぶふうぅぅぅぅ!!!???////」

タバコを落としそうになった。

「ア・・・ア・・・アン・・・タ・・・。」

「別に隠すこたぁねーだろ?」

「そ・・・そうだけど・・・。」

「っじゃ、決定。寝よーぜ♪」

「えっ?ちょ・・・///」

棗はなんのためらいもなく、裸のアタシを抱き
しめて、寝る。

「・・・ま、いっか。」

アタシはこっそりケータイのアラームを昼12
時にセットして、再び棗と眠りについた。