【棗 side】
愛羅がうつむいてる。

俺なんかヤバいこと言ったかな・・・。

こんなの俺なんつっていいかわかんねぇ
よ・・・。

下唇噛んでて、痛そう。

「どうしたんだよ・・・?」

「別に・・・何でもない。」

そうゆうと、愛羅は歩道に上がって後ろ
向いて家方面に帰ろうとした。

俺は、とっさに愛羅の腕を掴んだ。

「お前の『何でもない』はなんかあるん
 だよバカ!」

・・・っと、取り乱した。

愛羅怒ってっかな?

愛羅を見る。

うつむいて、見れない。

「おい。聞いてんのかよ?」

「うるさい!!」

うぉ・・・。

怒られた。

・・・しゃーねーな。



俺は愛羅にキスをした。



「ん゛っ?!」

なんつー色気の無い声・・・(笑)

「んっ・・・んぁ・・・!」

愛羅の反応がおもしろい。
もっとからかってやろうか・・・。

俺は愛羅の口ん中に、乱暴に自分の舌を
突っ込んだ。

「ンッ・・・クハゥ・・・っ」

ますます愛羅の顔が赤くなる。

おもしろい。

しかも、俺が一瞬唇を離した隙を見て、
息を吸った愛羅の声がウケた(笑)
「クハゥ」って(笑)