病室に入ると優真くんはベッドの上で静かに眠っていた。 最近は来るとよく寝ている事が多い。 久々にリハビリをして… 動いて疲れているんだと思う。 いつもの私なら寝かせてあげるけど…今日の私は事情が違う。 躊躇する事もなく優真くんを起こした。 『ねぇ、優真くん!優真くーん!』 「おはよう」 『優真くん合格したよ。』