楽しみたかった。 幸せになりたかった。 けど、自分の体がそうさせてくれなかった。 龍成に嫌われても仕方ないと思った。 自分の中で“龍成に嫌われたい”と思っていたかもしれない。 どこかで“優真くんの所へ行きたい”と思っていたかもしれない。 クリスマスの日から優真くんと別れた時のように毎日泣いていた。 龍成とも… 沙希とも会わないから泣きたいだけ泣いた。