最後に会ったあの日は… まだ私と優真くんは恋人だった。 1日会えたことだけでも嬉しかったあの日。 “当分会えない”と言われ、 少し寂しくなったのを覚えてる。 異常に優真くんが甘えん坊で不安だった。 鮮明に覚えているあの日… あの日は優真くんとの別れがこんなにも早いものだとは思わなかった。 マスクと帽子の姿の優真くん。 沙希と龍成はわかっていないだろう。 でも気づかなくていい。 10秒という短い短い時間だけど、私にとってはとても長く感じた時間だった。