4階に着き、自分のクラスを探した。
手前から1組、2組、3組、4組とクラスがあった。
4組は一番奥のクラスだった。
クラスに着き、ドアを開け中に入った。
クラスの中は、まだ半分位しかいなかった。
「あっ、席は自由みたいですよ」
その中の一人の女の子が私に言った。
「分かった」
私は女の子にそう告げた。
空いている席は、一番前か、一番後ろか、一番後ろから2番目が空いていた。
私は、窓側の後ろから2番目の席に座った。
私は、一人で小説を読んでいた。
ガタッ
誰かが私の隣に座った。
私はそれを気にせず小説を読み続けていた。
「よろしく!」
隣に座っていた人が私に声を掛けてきた。
私は初めて、小説から目を離し声がする方へ顔をあげた。

