天神学園高等部の奇怪な面々33

手は打ってある?

アリーシェ、怪訝な顔。

彼女が見ている限り、冬はアリーシェに高級酒を出すよう要求、その後はひたすら飲んでいたようにしか見えなかったが…。

「そんな事よりキャンペーンさんっ」

酔ってヘベレケになっている喜屋武を引っ張り起こす冬。

「私の相手できる大人は、キャンペーンさんしかいないんだからっ。ほら飲んでっ、もっと飲んでっ!」

「う゛ぅう゛…アリーシェさん助けて…」

救いを求める声は届かない。

またも冬にがぶ飲みさせられて撃沈する喜屋武。