琴音は、大声で言った。

「知ってんだからよぉ!!おととい皐月とひろきが仲良く手ぇつないで歩いてた所!」

皐月はその言葉を聞いて大きく目を開いている。

「ふん!図星なんじゃん!!どうせ、うちがタイプ聞いた時頭ん中では笑ってたんでしょ!!!」

そう言い残すと琴音は、教室へ去っていった。

皐月は呆然と立っていた。

(こ・・・琴音が・・・・?・・・私とひろきが・・・歩いてた所を?)

皐月の頭の中はごちゃごちゃだった。