「和希・・・・スプレー無い?」

その言葉に菜々美達は、ニヤリ。

「あ?まぁあるけど・・・。何色?」

「出来れば赤。」

琴音は言う。

和希が何も返事しないでバックの中から赤のスプレーを取り出し、琴音に投げた。

それを琴音はキャッチ。

「サンキュ。」

そう言うと皐月の机にかけた。

そして皐月の机に投げた。

それと同時に、菜々美が「よっ!」と机から降り、皐月の机の中から教科書などを取り出し、ペンで何かを書いた。

そして梨香と瑠璃とマリに投げた。

それを瑠璃とマリが思いきり踏みゴミ箱に梨香が投げた。

なげた教科書などがゴミ箱に入ったと同時に教室のドアが開いた。

みんなの目線の先には皐月と真奈がいる。

2人の姿に琴音は菜々美達に首で合図をした。

その合図に菜々美達は納得し、真奈と皐月を睨みながら真奈のそばに行く。

「ねぇ。まなぁ~、ちょっといーいぃ?」

梨香がそう言い菜々美が真奈の腕をつかみ廊下へ連れて行く。

後から琴音が皐月を睨み教室を出る。

琴音達がいなくなった教室は琴音達のあまりの行動にシーンと静まりかえる・・・。