ドンッ!!!!

「ったあ〜…」

「わりい。花かよ、大丈夫か?」
卓だった。
卓はあたしを心配してくれた。
もうだめだよ…
気持ちを止められない。

「……好き」

「ん?痛かった?」

「あたし卓が好きなの。全部全部好きなの!!!!」

「………………待って。」

卓はそう言って去っていった。わかってたよ。後悔してない。ただ胸がいたいだけ。どうせ待っても振られるんだから。

その日の夜、陽華に電話して
全てを話した。陽華は頑張ったね。ってずっと慰めてくれた。

陽華…ありがとう。
ごめんねて言わなくても
許してくれた陽華はやっぱりあたしの親友だよ……。

振られても陽華がいるから大丈夫。
ただちゃんと聞いて友達に戻ろう。

その日は泣きながら眠りについた。