「じゃあ、明日の午後1時、駅前の広場で!!」 ニコニコしながら、軽やかな足取りで帰って行った。 ……分かりやすい奴だ。 こんな女なんかとデートして何が楽しいのだろう。 「ほーぉ。やるじゃねぇか、アイツ。」 ……出た。 私の背後からヌッと現れ、どさくさに紛れて肩に手を置いてくるナチュラル変態。 「俺が焚き付けたかいがあったな?」 ニヤリと不敵に笑うアイツだ。