認めないから!



私達はやはり恋人同士とは無縁なようだった。


UFOキャッチャーでや〜ん、アレが欲しいーだの、このゲームクリア出来なーいだの、プリクラ撮りたーいだの、2人で一緒にやるゲームだってーだの全く無かった。




それなら何をしていたかというと




「弥生。このお金でコインもう一回買ってきて。」



「ハイハイ。」




私は画面に夢中である。弥生を見た記憶がない。




"集まれ!太鼓の名人始まるドン!!"




私は必死にバチを叩いていた。