――と言ってもピンクオーラは全くない。 「ごちそうさま。 俺、眠いから寝るな。」 「はいどうぞ。ご勝手に。」 弥生はベンチに腰掛け眠り始めた。 最初の方は私に手作り弁当は?とか膝枕は?と聞いてきたが、私はそんなの耐えられないので冷たくあしらった所、今に至る。 「……………」 ――静かすぎる。 一体彼は何を望んで私をお昼に誘うのだろう。 こんなことなら1人で食べても変わらないじゃないか。