私は、蘭龍の皆の存在を忘れていた。


祐介「仁美?」

仁美『ん?』


ゲッ


そういえば、皆いたんだったー!!


最悪…


祐介「なんか、知ってるんだろ?」


ここは、意地でも隠さないと!


仁美『んー。知らない』

祐介「中学の時は、どうだったんだ?」

仁美『すごく、友達思いだったよ?いじめられてる子を見ると、すぐに助けに行ってたよ』

祐介「!!??」

戒「って事は…」

蘭龍「唯(ちゃん)は、仁美を助けたって事?(ですか?)」

仁美『ん?うん。さっきから、そういってるでしょう?』

祐介「じゃあ、俺ら…あいつに…悪いことした…」


ピクッ


あいつ?


仁美『唯の事、あいつって呼ばないで!』


私が大声で言ったから、皆びっくりしていた。


でも、私にはそんなこと関係ない。