桜蝶&蒼龍【2】

ガラッ


?「咲…ちゃん?」


ん?


私は、ドアの方を見た。


そこには…


充のお母さんがいた。


母「咲ちゃん…なのね…?」

咲『はい…お久しぶりです…』


久しぶりに会った充のお母さんは、少し痩せていた。


見てるだけで、胸が痛くなる…


母「久しぶり…なかなか、来てくれないから心配してたの…」

咲『すみません…ちょっと家が…』

母「ううん。大丈夫よ…充も咲ちゃんが来てくれて嬉しい筈よ」

咲『そうだといいんですけどね…』

母「絶対、そうだよ…」


絶対って…


まだ、わからないのに…


決めつけちゃっていいのかな?


咲『あの…』

母「ん?」

咲『いえ…また、今度話します…』


今は、話せない…


時が来たら、絶対に言うつもり…


でも、今はその時じゃない…