決戦の日。
真園学院は、星藍と並ぶサッカー強豪校。
真園学院グラウンドに八時に集合。
現在7時30分。現在俺はコンビニに来ていた。
「朝っぱらからコンビニ…不良か?」
「今日もアルバイトですか。カタさん。」
久しぶりだ。
「そうか、サッカーの大会かぁ。頑張れよ。」
「はい。」
「何のために頑張るか。たまには考えろよ。」
「はーい。」
よし、変なやる気スイッチをしっかり入れたし。
勝ちに行きましょうかね…。
プシュッ!
紅茶〇伝の缶を開ける。
先ほどコンビニで買ったものだ。
「リラックスしていけよー。」
監督が言う。
椎名先輩はリフィティングをしている。
軽々とすごいテクニックを魅せつけてくれる。
平坂先輩はコンビニおにぎりをガツガツ食べてる。トリコかよ。
素直先輩は眠そうだ。
思い思いのことをして、部員全員が完璧にリラックス出来ている。
きっと『緊張』っていう単語を知らないんだな。
監督の助言の意味なし。
「先輩、お茶です。って、ちべたっ!!」
「ボール何個だ?」
「おーい、ボード板どこ置いた?」
混乱している。
一年生の女子マネ(島井1人)代わりの奴等がわぁわぁ言ってる。
目にかかるようになった前髪を軽くどけて、ちょっと手伝う。
別に島井のことをずっと見ていたから覚えてたわけじゃあない。
ホラ…部員としてアレじゃん?
そこのところはしっかり把握しとかなきゃじゃん?
自分で自分をツンデレか?とつっこみつつ、試合のときが刻一刻と近づいてくる。
ストレッチも終えて、ぴりぴりと緊張感が漂い始める。
まだ島井の姿は確認できない。
「俺を…観に…か。」
昨日の電話を思い出す。
俺の努力の成果。魅せまくってやる。
だから早く来い。
「片町…ちょっといいか?」
何?椎名先輩か。
恋愛のこと?こっちも聞きたいくらいですよ。
「なんですか?椎名先輩。」
「来年は、副キャプテンを頼んだぞ。」
「…いきなりッスね…。」
ホントにいきなりだ。
「でもそれだと、今の二年生の先輩が…。」
「認められるほど上手くなれ。」
「でも…」
「お前に引っ張って行って欲しいと思っている。」
「…わかりました。」
「よし、まずは今日だ。楽しもう。」
「はい!」
真園学院は、星藍と並ぶサッカー強豪校。
真園学院グラウンドに八時に集合。
現在7時30分。現在俺はコンビニに来ていた。
「朝っぱらからコンビニ…不良か?」
「今日もアルバイトですか。カタさん。」
久しぶりだ。
「そうか、サッカーの大会かぁ。頑張れよ。」
「はい。」
「何のために頑張るか。たまには考えろよ。」
「はーい。」
よし、変なやる気スイッチをしっかり入れたし。
勝ちに行きましょうかね…。
プシュッ!
紅茶〇伝の缶を開ける。
先ほどコンビニで買ったものだ。
「リラックスしていけよー。」
監督が言う。
椎名先輩はリフィティングをしている。
軽々とすごいテクニックを魅せつけてくれる。
平坂先輩はコンビニおにぎりをガツガツ食べてる。トリコかよ。
素直先輩は眠そうだ。
思い思いのことをして、部員全員が完璧にリラックス出来ている。
きっと『緊張』っていう単語を知らないんだな。
監督の助言の意味なし。
「先輩、お茶です。って、ちべたっ!!」
「ボール何個だ?」
「おーい、ボード板どこ置いた?」
混乱している。
一年生の女子マネ(島井1人)代わりの奴等がわぁわぁ言ってる。
目にかかるようになった前髪を軽くどけて、ちょっと手伝う。
別に島井のことをずっと見ていたから覚えてたわけじゃあない。
ホラ…部員としてアレじゃん?
そこのところはしっかり把握しとかなきゃじゃん?
自分で自分をツンデレか?とつっこみつつ、試合のときが刻一刻と近づいてくる。
ストレッチも終えて、ぴりぴりと緊張感が漂い始める。
まだ島井の姿は確認できない。
「俺を…観に…か。」
昨日の電話を思い出す。
俺の努力の成果。魅せまくってやる。
だから早く来い。
「片町…ちょっといいか?」
何?椎名先輩か。
恋愛のこと?こっちも聞きたいくらいですよ。
「なんですか?椎名先輩。」
「来年は、副キャプテンを頼んだぞ。」
「…いきなりッスね…。」
ホントにいきなりだ。
「でもそれだと、今の二年生の先輩が…。」
「認められるほど上手くなれ。」
「でも…」
「お前に引っ張って行って欲しいと思っている。」
「…わかりました。」
「よし、まずは今日だ。楽しもう。」
「はい!」

