ケータイ小説 『肌』 著:マサキ


アサミは声を高くし、

「わかってんじゃん! その通り!

マサキって今もミオのこと好きみたいだし、ミオも同じ気持ちだから、二人にヨリ戻してほしいな~って、あたしは思うワケよ。

ヒロもそう思わない?

マサキの小説、ヒロももちろん読んだでしょ?

なら、当然、そう思うよね!?

だから、協力してよ。

悪い話じゃないと思うけど」

お願いというより、協力させる方向に話を持っていこうとしてる。

アサミらしさ発動だ。

私のためにそこまでしてくれるなんて。

今のうちから、お礼を考えておこう。