アサミは声を高くし、 「わかってんじゃん! その通り! マサキって今もミオのこと好きみたいだし、ミオも同じ気持ちだから、二人にヨリ戻してほしいな~って、あたしは思うワケよ。 ヒロもそう思わない? マサキの小説、ヒロももちろん読んだでしょ? なら、当然、そう思うよね!? だから、協力してよ。 悪い話じゃないと思うけど」 お願いというより、協力させる方向に話を持っていこうとしてる。 アサミらしさ発動だ。 私のためにそこまでしてくれるなんて。 今のうちから、お礼を考えておこう。