ケータイ小説 『肌』 著:マサキ


《一生、この子を大切にする。

誰にでもなく、俺は自分にそう誓った。


この先、どれだけ生きても、こんなに好きと思える相手には出会えない。


オトナ達に「それは若いからだ」って言われても、俺は納得しない。

M以外の女には、興味が持てない。》


マサキに言いたい。

私もずっと同じことを思ってたよ。


どんな顔で、これを書いていた……?


マサキに尋ねたいことが、山ほどある。

嬉し涙がこぼれた。

今なら、同窓会で言われたことを許せる。


マサキにとっての失恋コレクション、すなわち「データ」とは、これのことだったのかもしれない。

私とアサミは、マサキの言葉を悪く解釈してしまっただけなのかもしれない。