ケータイ小説 『肌』 著:マサキ


参加メンバーは、予定の半数ほどらしい。

低い参加率だと幹事はなげいていたけど、多い方だと私は思った。


初めての同窓会体験。

反省会を兼ねたサークルでの飲み会と、仲間内の飲み会を足して2で割ったような、なんとも表現できない、不思議な雰囲気。


アサミに勧められるまま、私も飲み慣れないカクテルをいろいろ頼み続け、

「これ、何杯でも飲める」

と、発言するまでに、酔いが回りはじめていた。

酒が嫌いとか、アルコールが体に悪いなんて意識はなかったけど、今までなんとなく、飲酒は避けていた。

普段の食生活が乱れまくってるから、せめて肝臓くらいは労ってやろうという感じ。

これも、栄養バランスとか生活リズムに口うるさいマサキと付き合ってた影響なんだろうか。


ふと周りを見渡すと、みんな、思い思いに談笑してる。