ケータイ小説 『肌』 著:マサキ


名前からしてなんとなく予想はついたけど、やっぱり作者は男の人だった。

作品タイトル『肌』

ジャンル ノンフィクション

作者名 マサキ


表紙にはこう書かれている。

《今も忘れられない女性がいる。

Mと付き合った3年間のことを、覚えている範囲で書いていこうと思う。

小説なんて書いたこともないし、読んだこともないんだけどさ。


Mと過ごした日々を、形に残したい。

Mに恋をした軌跡を、

大切だった毎日を、

ここに残したいと思う。


完全に自己満足な書き物ですが、よかったら読んで下さい。


俺はMのことが大好きだったし、今でも愛してる。

けど、たとえMに再会することがあっても、この気持ちを伝えるつもりはない。

だから、ここで吐き出す。

弱い俺を、どうか許してほしい。》


この人、私と同じだ……。

画面の中で綴られる文章に、私は共感した。

彼にどんな事情があったのかは、まだ分からないけど。

この小説を書いたマサキさんという人は、好きな人とのつながりをなくし、心底悲しんでいる……。