ケータイ小説 『肌』 著:マサキ


これを読む前から結論は出ていたけど、マサキの書いた小説を見て、私の気持ちはさらに強く、かたいものになった。

決して揺るがない……。

私は、マサキと一生、一緒にいる……!



ヤマに会う時間がやってきた。

本当は、どこにも行かずにマサキの小説を読んでいたいけれど、そういうわけにはいかない。

ササッと支度をして、私は家を出た。

中学校近くのファミレスで待ち合わせている。


途中、アサミからメールが来た。

《そういえば、今週、ヤマと会うって言ってなかった?》

今から会うと返信し、ケータイを閉じる。