私の意識はマサキにばかり向いていた。
そして、ヒロにヤキモチまでやきそうになってしまう。
私は、ここ4年、マサキと関われなかった。
声を聞くことも、顔を見ることも叶わなくて……。
一方ヒロは、マサキと仲良く居続けられた。
離れても、二人は連絡を取り合っていた。
マサキのケータイ小説が出版されること、ヒロは、世の中の誰よりも先に知ってたんだろうな……。
マサキのこと、いちばん知っていたのはこの私なのに、今は、ヒロにその場を奪われてる気がしてならない。
……わかってる。
ヒロにヤキモチやくなんてバカみたいだし、恥ずかしいし、無駄だって。
今は元通りになったけど、私はアサミと距離を置いてしまった、けど、マサキは、私と別れても親友のヒロとそれまで通りに付き合ってた。
男の友情が、
どんな出来事を前にしても切れない強い絆が、
やっぱりうらやましくなる。


