「あー、あたしはいいやぁ。明日はおばあちゃん家行くことになってるからさ」 嘘だ。 「えーマジでぇ。じゃ、もし来れるようになったら連絡してよ」 「おっけー」 あたしがそう言うと智紗と実加子はまたクラス会の計画立てに話を戻した。 あたしはメロンパンをかじりながら窓から見える裏庭をぼんやり眺める。