「……本当に、これでいいの? 水琴」
挙式を目前に控え、式場でドレスと髪型の最終チェックをしていた私に、一緒についてきた母が言う。
大きな姿見の前で白いドレスを着た私は、自分で見ても幸せそうには見えない。
けれども微笑んだ。
姿見に映りこむ母の心配そうな顔を見て、自然と優しい気持ちになれた。
「ええ、心配しないで。大丈夫よ」
「だけどあの男は、貴女が思っているよりずっと不誠実だわ」
「……」
姿見の中の母の顔が険しくなる。
……もしかして、母は気づいているのだろうか。隆明さんに他に女がいることを。
「……大丈夫よ」
身体ごと振り返り、母と向き合う。
「私は今、幸せよ?」
そう言って、両手を胸に当てる。
幸せだと、そう言う気持ちに偽りはない。
私の胸の中には、いつまでも消えない小さな星の瞬きがある。
ドレスの試着をした次の日、その気持ちをくれる愛しい子たちのところへ向かった。
私の結婚祝いパーティを開いてくれるという彼らの元へ。
挙式を目前に控え、式場でドレスと髪型の最終チェックをしていた私に、一緒についてきた母が言う。
大きな姿見の前で白いドレスを着た私は、自分で見ても幸せそうには見えない。
けれども微笑んだ。
姿見に映りこむ母の心配そうな顔を見て、自然と優しい気持ちになれた。
「ええ、心配しないで。大丈夫よ」
「だけどあの男は、貴女が思っているよりずっと不誠実だわ」
「……」
姿見の中の母の顔が険しくなる。
……もしかして、母は気づいているのだろうか。隆明さんに他に女がいることを。
「……大丈夫よ」
身体ごと振り返り、母と向き合う。
「私は今、幸せよ?」
そう言って、両手を胸に当てる。
幸せだと、そう言う気持ちに偽りはない。
私の胸の中には、いつまでも消えない小さな星の瞬きがある。
ドレスの試着をした次の日、その気持ちをくれる愛しい子たちのところへ向かった。
私の結婚祝いパーティを開いてくれるという彼らの元へ。


