Raindrop~Mikoto side

「え……あれ、和音、くん……? どうして、ここに……」

よく思い返してみても、和音くんに会った記憶がまったくない。

和音くんには、昨日の午前中、橘邸で会ったのが最後のはず……。

「覚えてませんか? 夕べ、居酒屋の前で会って、そのままここに来たんですけれど」

「居酒屋……あれ、アキちゃん……」

「別々に帰りましたよ」

はい?

私、目が点になる。

別々に帰ったって、どういうこと、アキちゃん?

「え……それで、私……和音くんと、ここに?」

混乱したまま訊いた私に、和音くんは相変わらずにこやかに答えてくれた。

「そうです」

「……」


……えっ、どういうこと?

どういうこと?

誰か教えてくれませんか。







……えっ?