シンデレラ、今宵魔法を奉げよう



あの物語の中でだって、


魔法使いが美しい姫を

王子の元へ行かせたのは




幸せになってほしかったからだ。



「...。」


どうか君が永遠に幸せであるように

運命の人が王子だったとしても
僕は僻んだりしないから




君に幸あれ。




「さよなら」





fin_