甘い疑惑

呼び鈴がなり鈴音がドアを開けると見知らぬヤクザ風の男が立っていた。
ついあとずさりしてしまった鈴音。
「星崎鈴音さんですか?」
「は…はい……。」
「伊勢軍司が俺から借りた120万円、払っていただけますか?」
「なんで私が払わなきゃいけないんです…?もう別れてますし私には関係ないです。」
「ナースのねーちゃん!!!」
「……は……はい…!」
「とりあえず3日待ってやるから金用意しとけよ。」
「………払ったら…もう軍司と縁切れますか!?」
「もちろん。」
「…あとでもう1度きてください。お金おろしてきます。」
「よし。いいこだ。なんなら連れてってやろうか?」
と 鈴音の頭をなでる。
びくつきながらも
「お…おねがいします!」
と ついていくことに。