甘い疑惑

鈴音に完全に裏切られたと感じた充子。

怒りよりも悲しみの方が大きかったが愛よりましだと思った。

しかし鈴音となら愛人と正妻としてもなかよくやっていけると思った。

「まぁ。そんなに悔しいの？」
と　見下す愛だけは絶対許さないと気持ちをきりかえ。
「だからなんなの？あんたよりこのこの方がましよ！」
と　鈴音を抱く。
鈴音は充子をみつめるが全く目をあわせてもらえないことに失望を感じ自分の罪深さに苦しむ。
「なに言ってんの！？頭おかしいんじゃない！？私の方がましでしょ！？」
「ふんっ！ましどころか嫌いよ。大っ嫌い！今すぐ髪に火つけて焼き討ちしてやりたいぐらいよ！！」
「私だってあんたみたいな常識知らず嫌いです!!ＡＶに出演させたあと東京湾に沈めてやる！！キャー!!」
愛に着替えが入ったバッグを顔に投げつけ部屋を出て行った。
「充子！」
「あ…待って……！」
と 充子を追って出て行く鈴音。
博もあとをお追うとしたが愛に抱きつかれ。
「お願いだから…あの魔王と風嬢とも別れて……！！私のおなかにいるこどもはどうなるのよーーー！！」
と 博に泣きつく愛。そんな愛にうんざりぎみの博。