ヒロシくんと出会ったきっかけ…それは、図書委員会。

ヒロシくんは委員長。
私は副委員長。

だから自然と話す回数もどんどん増えていって…恋に落ちた。

放課後の図書室はいつもより余計に静かで、まるでヒロシくんと二人きりの世界にいるみたい。

いつから始まったのかわからないけど、私のノートを使ってお話をする。

ノートに文字を書くんだから、お話なのかよくわからないけど…。

内容はとてもくだらないもので

昨日の●●ってテレビ見た?

見た見た!すごい面白かったよねー!

とか、そんなもの。

でも二人だけの秘密みたいでドキドキした。

ヒロシくんの綺麗な字を見るたびにドキドキした。

自分が書いた文字を私が読むとき、優しく微笑んでくれるヒロシくんにドキドキした。