立ち去る三上さんの背中を見送った。


ぽつぽつと立っている街灯が三上さんを時折照らす。


三上さんの後姿はすぐに暗闇に溶け込んでいった。




「三上さん…」


私の言葉は闇に吸われてもやもやと消えてしまった。






三上さん。

明日、笑っておはようって言ってくれますか?






なぜだか涙がこぼれた。


End