危険な瞳に恋してる

「アンタが、二のAの守屋 春陽ね?
 ナニ、アタシ達に断りもなく、加藤先輩に告ってるのよ!」

 言いながら、肩をどん、と押されて気がついた。

 このヒト達……!

 サッカー部のマネージャーと、加藤先輩のファンクラブ達だ!

 わたしが、昨日、勝手に抜け駆けして告白したから、怒っているんだ。

 思わず、加藤先輩の方を見ると。

 先輩は、腕組みをして、笑っていた。

 わたしを見ながら、楽しそうに。


「……ナニ、見てんのよ!
 ずうずうしいわね!」



 がんっ!

 あ……っ!




 わたしは、マネージャーに思い切り蹴られて転ばされた。

 手に持っていたお弁当が飛ぶ。

 それをぐしゃっと潰して、ファンクラブの女の子が、わたしの制服の襟を掴んだ。