危険な瞳に恋してる

 心配になって聞くと、先輩は、なんでもないことのように、屋上の扉に手をかけた。

 と。

 扉は簡単に開いた。

「開いているよ? 来な」

 先輩に、促され、本当は立ち入り禁止のはずの扉から、屋上を見ると……なんだ。

 わたし達の他に、先客がいた。

 男子生徒が四、五人と、女子生徒が二、三人くらい……。

 ……先輩と二人きりになれるかな、と思ってたから、ちょっと残念だったけど。

 こんなに人がいるんだもん。

 屋上は、立ち入り禁止じゃなくなったのかもしれなかった。

 わたしは安心して、先輩の後から屋上に出た……



 ……そのとたん。



 近くにいた男子生徒がばたばたばたっと近づいてきたかと思うと。

 今、わたし達が出てきた扉に飛びついて、がちゃがちゃっとカギをかけてしまった。

 ……え?

 あっという間の出来事に、びっくりしていると、今度は、女子生徒たちが近づいて来た。






 ……ものすごく怒った顔をして。