危険な瞳に恋してる

「……紫音……」

「……守屋のコトが、好きだよ……
 ……どうしょうもないほど、愛してる……!!
 名前で、呼んだりしたら……
 ……理性を吹き飛ばして……お前の心を無視して……
 ……抱いてしまうんじゃないか、と思うくらい……!
 ………愛している!!
 ……愛しているんだ!!!」

「紫音……!」

 激しい、激しい。

 紫音の抑えきれない嵐のような。

 激情に抱かれて。

 わたしは、とても、嬉しかった。

 わたしも。

 わたしも……紫音のコトが、好きだったから。

 カラダを……

 ココロを……

 他にあげられるものが、あるのならば、それも。

 全てを紫音にあげても良いくらいに。

 全身全霊で、紫音のコトを愛してた。

「わたしも……
 わたしも、紫音のコト好き………!
 愛してる……!!!」



 叫ぶ言葉に、ウソは無かった。




 抱きしめる手に、偽りは無かった。




 だけど……紫音は。




 強く、強く抱きしめる手をそっと緩めて。





 わたしから……



 カラダを………離した。