「ドロシー大丈夫かな?」

 薄いピンクのスケスケのネグリジェのキャリーが、ベッドに寝転がりながら言う。

 「ウォレストもいるし大丈夫だろ。」

 Yシャツとゆるいズボンのシャインは、ガラスのコップに入った水を飲みながら言う。


 今、ドロシーとウォレストはエデンにある病院。

 少しそこにいるらしいのだ。


 「・・・結局エデンって『楽園。でも違う。』っていうの・・・なんだったんだろう」

 う~んと首をかしげるキャリー。

 「たぶんそれは、全人類に『調子乗るな』って意味じゃねーの?こんな平和でも、ちゃんとジョンさんやリミさんは汗だくになるぐらい働いてるだろ?」

 シャインはキャリーになでなでする。

 「んぁ・・・ヘヘッ///」

 目をつぶって、微笑むキャリー。

 「・・・色々ゴメンな。」

 シャインが優しいトーンで言う。

 「ううん。私こそだまっててゴメンね。」

 キャリーはほんのり笑う。



 「・・・お前が準備できたら、言ってくれよ。」



 シャインは、そっぽ向きながら言う。

 「あ・・・。ん、わかった。」

 キャリーは、うつむいて言う。


 「「・・・。」」


 沈黙が流れる。

 すると、キャリーが口を開いた。