「その果実、いまだに詳細がわかんないのよ。」

 「じゃあ・・・死んじゃったり・・・。」

 顔を真っ青にして震える声で言うノカ。

 「・・・わからないけど、何が起きるかわからないの。」

 「でも誰でもいけそうだよね?」

 モカはドロシーに言う。

 「そう。だから、とある男の子の魔法使いが、炎の剣でその植物園を封印したの。」



 ガタッ!!!!!



 「「?どうしたのお父さん?」」

 ノカとモカは声を合わして、本を床に落としたウォレストに聞く。

 「・・・いや、便所。」

 そう言って、立ち去った。

 「フフフッ。さ、おやつにしましょ?その魔法使いさんの名前教えてあげる。」

 そう言って、ドルイット家族は午後のティータイムになった。


        noka&mocha(完)