「あああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

 エデンの病院で、出産用ベッドで叫ぶドロシー。


 今日が、出産予定日にもかかわらずエデンに来ていたドロシー。

 本当はキャリー・シャイン・ウォレストの3人で行く予定だったのだが、

 「私も行きたい」と聞かない、珍しいドロシーをしょうがなくミーナ同行連れて行ったが、案の定陣痛に襲われたのだ。

 「痛いーーーーーーー!!死ぬわーーーーーーーー!!!!!!」

 今までにないドロシーの絶叫。

 「どうしよ・・・シャイン・・・。」

 「俺らは今願うしかねえんだよ・・・。」

 シャインが冷や汗をかきながら言う。

 「なぁウォレスト――――。。。」

 そう言ってシャインがウォレストの方を見る。


 ウォレストは廊下の椅子に座って冷や汗をかいていた。

 目は戸惑いの色でいっぱい。

 「どうしよ・・・シャイン。」

 手をカタカタと震えながらシャインの方を見て言うウォレスト。

 「どうしよって言われても・・・ただ俺らは待ってなきゃいけねーだろ。」

 ウォレストは椅子の上で体育座りで目をギュッとつぶっていた。

 「ドロシー・・・死んだらどうしよ・・・。」

 「そんな縁起でもないこといわないでよっ!」

 ボソッとつぶやいたウォレストにキャリーが怒る。


 3人は、それからずっと黙っていた。

 ずっとずっと・・・。


 そして――――・・・。