幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「あたしがメイクしてあげるっ♪」



慣れた手つきで、次々と、化粧ポーチから化粧品を取り出す香奈。



「ナチュラルメイクの完成!!」



「ほらっ、見て見て。いいじゃん♪」



アンナにそう言われ、渡された手鏡を見ると、



薄っすらとメイクをした自分の顔。



普段、メイクなんて全くしないあたしにとっては、初めてのメイク。



鏡に映った自分は、なんだか自分じゃないみたい。



「月魅、めちゃくちゃかわいい!! こんな月魅を見たら、ミナト先輩ますますはりきっちゃうね」



髪も麻理に巻いてもらって、着替えた衣装は、



ピンクのミニのワンピースにフリフリの真っ白な“メイドさん風エプロン”



あたしたちは4人でお揃いでそれを着た。



「マジで月魅、似合いすぎっ」



「月魅がいれば、うちのクラスのお店の売り上げ、かなりいくんじゃない??」



いくら文化祭だからと言って、実際着てみると、



これって、かなり恥ずかしいんですけど……。