幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「“月魅”の“月”、だから月の形を選んだんだよ」



香奈がニッコリと微笑みながら、教えてくれた。



「麻理、香奈、アンナ……ありがとう!! 絶対大事にするね」



3人でプレゼントを用意してくれていたことなんて、全然知らなかったから、



思わず今にも感激しすぎて泣きそうになった。



文化祭開始時間まで、あとわずか。



「さぁ、お店の準備しようか?? あと、メイクと着替えもね♪」



いつもは校則で禁止のメイク。



でも文化祭開催中は特別な許可が出る。



あたしたちは午前中、コスプレカフェのウェイトレスをやることになっている。



着ぐるみや衣装に着替え、みんなそれに合わせたメイクをする。



「あとで、月魅もメイクするんだよ!!」



麻理の声に大きく首を振るあたし。



「あたしはいいよっ。化粧なんてしたことないし」



「まぁ、月魅はメイクなんかしなくても綺麗だけどさ、せっかく文化祭だよ。お祭りみたいなもんだし、それに誕生日でしょ。だから今日は特別!! ねっ、」



と、アンナに、椅子に座らせられたあたし。