幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

そう、それは単純な疑問だった。



「はぁ~~、コンテストの自己アピールって、どんなとこやればいいのかなぁ??」



何気なく聞いただけなのに、なぜか大東君は聞き流すように話題を変えた。



なんだろう……この違和感。



あの時、たしかに大東君のお母さんは、あたしを見て微笑んだような気がした。



だとしたら、それはあたしを知っていたってことだよね。



「なんでもいいんだよ。3分間を自由に使っていいんだから」



「自由に……かぁ。俺、特技とかないから困るよ」



なんだかごまかされたみたいな感じ??



どもそれはどうして??



自転車に乗り、校門を出たところで、



「近くまで送ろうか??」



大東君はそう言ってくれたけど、



大東君の家は、あたしと反対方向だったから、



「ありがとう。大丈夫!!」



と、言って手を振って、バイバイした。