幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

大東君は、あたしのパッと手を離すと、



「彩城さん、ガードゆる過ぎっ。あいつを信用すんのもいいけど、あいつだって男なんだから、少しは警戒しないとダメだよ」



その手で、あたしの頭をポン、ポンっと軽く叩いた。



「うん……」



ミナトはあたしを本当に想ってくれている人。



いつも友達に囲まれていて、男子からも女子からも人気がある。



サッカーだって、部員の誰よりも練習熱心なのも知っている。



一見、チャラチャラしているように見えて、



本当は純粋で真っ直ぐな心の人なんだ。



それが分かるから、ミナトを心から責めることなんて、あたしには出来ない。



だって、こうしてミナトを追い詰めちゃったのは、



曖昧な返事のまま、ミナトの想いを閉じ込めているあたしのせいだから。