幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

最初は優しかったミナトの手が、



「こんなに好きなのに……」



いつの間にかしっかりとあたしを押さえ込んでいた。



「いつになったら俺を見てくれるのっ……」



全身に力が入れて、なんとか逃れようとしたけど、



「……他の男のことなんか心配したりするなよっ」



ミナトの力に敵うわけもなくて、



どうしよう……キスされる。



逃げ場もなく、そう感じた瞬間、



「何やってんの??」



ミナトのすぐ後ろで低い声が聞こえた。



「先輩、学校内でそれはヤバくないっすか??」



低くて落ち着いたその声に、ミナトは一瞬ビクッと肩を震わせた。



「お、お前っ……」



慌てて、あたしから離れるミナト。



「彩城さん、嫌がってましたよ。ダメですよ、先輩。無理やりキスするなんてさ」



そこに立っていたのは、大東君だった。