幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

照明の光が届かない薄暗い階段下。



「俺、月魅ちゃんのことが好きだからさ、好きだからこそ聞いておきたいんだけど……」



ミナトの表情は、はっきりとは見えない。



だけど、いつもの明るい口調とは明らかに違っていた。



「……さっきの奴、大東だっけ?? 月魅ちゃんさ、あいつのことどう思ってる??」



突然、ミナトの口から出てきたのは大東君の名前。



「えっ、あ、はい。大東君のことですか……」



意外な展開に思わず戸惑ってしまう。



「あいつのこと、好きなのかなってさ」



あたしが大東君を……好き??



ミナトに聞かれた言葉に驚くあたしに、



ミナトはゆっくりと近づいてきた。



「好きじゃないなら、それで俺も安心するし……」