幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

牧師さんの前での誓いの言葉を終えると、



「それでは誓いのキスを……」



牧師さんの言葉に、優君がそっとあたしのベールをめくった。



あたしもそれに合わせるように、目を閉じた。



こんなに緊張するキスは初めて。



最初は、触れるくらいのキス。



だけど、一度離れた唇は何度となく重なり合った。



長い長いキス。



ちょっと恥ずかしかったけど、優君の想いが伝わってくるようだった。



「月ちゃん、愛してるよ」



「あたしも……愛してる」



あたしは、“優君のお嫁さん”になったんだ。



まさか、今日、結婚するなんて思ってもいなかった。



当日の思いつきでここまでしちゃう優君。



あの短時間の間に、この式場を探して、



パパやママを呼び寄せて、段取りを把握したってことだもんね。



ホントに優君の行動力には感心しちゃう。



式を終えると、



「月魅を宜しくな、優星君!!」



泣いていたのか、赤くなった目で微笑むように優君にそう言ったパパ。