幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

ゆっくりと前へ、前へと歩いて行くあたしを、



優君は、その間ずっと優しい眼差しで見守るように見てくれていた。



優君のところまでたどり着いたあたしの耳元に、



「……月ちゃん綺麗すぎてヤバい」



ささやくような優君の声が聞こえた。



「優君こそ、似合いすぎ……」



優君が用意してくれていた結婚指輪の交換。



お互いの薬指にお揃いの指輪。



緊張して指先まで震えていたけれど、



優君の温かい手に触れるだけで安心出来た。



すべてが夢のようにも思えたけど、



「なんだか……夢みたい……っ」



いつの間にか流れ出た涙が温かくて、



「夢じゃないよ。これが俺と月ちゃんのやっと叶った現実だから」



これが夢じゃないことを教えてくれた。



「……うんっ」