幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「はぁ……もうすぐクリスマスだよね……。あたしは今年もひとりぼっちかぁ」



香奈が手帳とみらめっこしながら、ボソっとため息をついてつぶやく。



「何言ってんの?? みんなでうちで鍋パーティーするじゃん。ひとりなんかじゃないってば」



「だけどさぁ~~、肝心なクリスマスイブはどうすんのよ!! このままじゃ寂しすぎるよぉ」



「そう言えば、あたしたちって、誰も彼氏いないじゃん」



あたしの言葉に、麻理が首を傾げる。



「月魅は大東君とデートなら、そっちを優先していいんだからね」



クリスマスは麻理の家に集まることを決めている。



それはそれで楽しみだけど、あたしは香奈の気持ちにも同感しちゃうかな。



だって、あらゆるところがクリスマスモード一色になるこの季節。



やっぱりクリスマスは好きな人と過ごしたい……そう思う女の子は多いはず。



「月魅は、大東君とデートかぁ。いいなぁ♪」



香奈もアンナも声をそろえて、うらやましそうにあたしを見た。