幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「んっ……何?? あたし??」



そんなわけないよね??なんて思いつつ、



辺りをキョロキョロ見渡しても、そこにはあたししかいなくて、



「はぁ……。まったく……彩城さん、俺はね、彩城さんに言ってるの!!」



大きなため息をついた大東君。



「思い出してくれないなら、俺が思い出させてあげるしかないか……」



そして、そうつぶやいたかと思ったら、



ゆっくりとだんだんこっちに近づいてきた。



えっ……これって、どういうこと?? 



何も言えず、ひとりで慌てているあたしを見て、



「ここまで言ってもまだ分からないの??」



半分呆れているような、それでいて優しく微笑んでいるような顔をする大東君。



「じゃあさ、これ、見覚えない??」



大東君は左手をあたしの前に差し出すと、



手首までブレザーの袖をまくってみせた。