幼なじみな彼☆ふたりのHappy Birthday

「続いて10番、皆元君です」



ミナトの名前を紹介すると、あたしの横を通り過ぎながら、



「俺、グランプリ獲ったら、また月魅ちゃんに告るから!!」



そう言って、ステージへ立ったミナト。



「ミナト先輩~~っ」



「こっち向いて~~♪」



グランドのあちこちから聞こえる声援に手を振る。



クシャっとルーズな感じに整えた髪。



胸元のボタンを外したワイシャツに、腰パン。



いつもの“さわやかスマイル”全開のミナト。



「10番、皆元裕也です。趣味はサッカー、特技もサッカー、好きなこともサッカーです」



特技でもあるリフティングを見せたミナト。



制限時間の3分間の間、余裕でずっとボールを落とすこともなかった。



「やっぱりグランプリはミナト先輩に決まりじゃない??」



「サッカー上手いし、ちょっとヤンチャな感じも最高♪」



まるで、アイドルを見るような感覚に近いのかな??



ステージを見る女子たちのテンションは、



ミナトの登場で一気にまた上がったみたいだった。