私の言葉に驚いたのか、
蓮は、進めていた足を止めて、目を見開いた
私は構わず、話を続けた
「慎也に襲われたんじゃなくてね、そこら辺にいる
知らない男数人に」
その日は、慎也とデートをする予定だった
「待ち合わせ場所で、慎也を待ってたの。
そしたら、行きなり男がきて、私を引っ張ったの」
本当に、突然だった
ナンパの方がましだった
「必死に抵抗した。…でも、やっぱり、男の力にはかなわなかった。
もうだめだって、そう思った時、慎也がきたの」
正直、助かったって思った
なのに……
「慎也はね、助けるどころか、その場から逃げて行ったの。」



